先週、高2対象人権教育の一環として、大阪浪速地区の太鼓集団「怒」の皆様にお越しいただき、和太鼓の演奏公演会をおこないました。
太鼓集団「怒」のみなさんは、34年前に結成され、素晴らしい演奏を国内外で続けておられます。生徒の皆さんには、日本の伝統楽器である和太鼓のすばらしさにふれてもらうとともに、人権について考えるきっかけをしてもらいたいということで、25年前から学校で公演をしていただいています。


祭りや日本の文化に欠かせない和太鼓。 各地域で太鼓グループが生まれ、また世界で活躍する演奏家も数多く誕生しています。しかし、太鼓の作り手は皮革を扱うということで厳しい差別を受けてきた歴史があります。 浪速地区には今も有名な太鼓屋さんがありますが、職人さんの素晴らしい技術が受け継がれています。


怒のみなさんは、こうした「太鼓」という素晴らしい楽器の演奏を通じて、差別や人権の問題に気づき、考えてもらおうと活動されてきました。毎回、体全体で感じる太鼓の素晴らしさ、パフォーマンスの力強さなど、多くの感動を与えて下さっています。
また、演奏の合間に「差別はなぜうまれるのか」について、いろいろな側面からお話してくださいました。各自考える機会になったと思います。
今年は、生徒による太鼓教室ではなく、学年の先生方の体験がありました。
生徒も手拍子で参加し、会場が一体となる経験をすることができました。


このコロナ禍、「怒」のみなさんは、練習することも難しい中で、久しぶりの公演だっということですが、それでも、生き生きと力強い、素晴らしい演奏をしていただきました。
「怒」のみなさん、公演ありがとうございました!!









