6月19日(金)、日本史担当教員によるフィールドワークとして、京都・東山方面の旧跡巡りを実施しました。本企画は、探究学習「とべはごプロジェクト」の第3弾として行ったものです!担当の乙幡先生からの報告です!

フィールドワークの講師役として、3月まで教壇に立っておられた松本誠一先生にお願いしました。
当日は京橋に集合後、四条から東山へと移動し、八坂神社・高台寺・清水寺・六道珍皇寺・六波羅蜜寺・方広寺・三十三間堂などを巡りました。
■ 歴史を「空間」として理解する


東山地域は、平安時代以来の宗教空間であると同時に、豊臣政権、江戸幕府、さらに幕末の政治動乱など、さまざまな歴史が重層的に刻まれた場所です。
例えば、六道珍皇寺では「この世とあの世の境」という死生観を、方広寺では大坂の陣のきっかけとなった鐘銘事件を、現地で具体的に学ぶことができました。





■ 教科書では見えない気づき
今回の巡検では、単なる史跡見学にとどまらず、
- なぜこの場所に寺社が建てられたのか
- なぜこの地域が政治の舞台となったのか
- 過去の出来事が現在の景観にどう残っているのか
といった点について、担当ガイドの松本先生の解説をもとに考察を深めました。



また、清水寺周辺がかつて葬送地であったことなど、普段の観光ではあまり意識されない歴史にも触れる機会となりました。


■ 京都の文化を体験する(昼食:湯どうふ)
昼食には、清水寺付近の店で京都の名物である湯どうふをいただきました。
湯どうふは、精進料理の流れをくむ食文化であり、寺院文化の中で発展してきた料理でもあります。
東山という「信仰の場」を巡る中で、その土地の食文化にも触れることで、歴史や文化をより多面的に理解する機会となりました。



■ 学びを“体験”に変える
歴史学習において、知識を得ることは重要ですが、実際にその場所に立つことで得られる理解は、教室内の学びとは異なる深みを持ちます。
今回のフィールドワークを通じて、生徒たちは「歴史は過去の出来事ではなく、現在につながるもの」であることを実感しました。
今後もこうした体験的な学びを通じて、歴史への理解をより一層深めていきたいと考えています。




■「とべはご」とは?
「教室という枠組みを超え、学問や社会のリアルな現場を見学・体験することで、今の自分(As Is)から理想の自分(To Be)へと視点を切り替えるて、「とべはごプロジェクト」の第2弾として、教室内で学んだ歴史的内容を「実際の場所」で再確認し、理解を深めることを目的としています。



