高1Ⅰ類では、図書室を利用した学習を推進しています。今回は社会科『地理総合』の授業(「地球的課題と国際協力」「自然災害と防災」の単元)における、図書室の文献・資料を活用したグループワークについて紹介します。担当の年光先生からの報告です。


地理総合では授業の中で、グループごとにプレゼン作成および発表を行っています。目的は、授業を能動的に受けるだけでなく、自ら興味を持って現代の諸課題に立ち向かい、これからを生きていく市民として主体的に行動できる力を養うことです。
グループごとに学習テーマを設定してプレゼンを作成し、最終報告会でクラスに向けて発表するようにします。また、他グループの発表を聞くことで自分たちが担当した以外の内容についても触れることができます。

各グループが扱う学習テーマは6テーマあります。
ⅰ)地球環境問題 ⅱ)資源・エネルギー問題 ⅲ)人口問題 ⅳ)食料問題 ⅴ)都市・環境問題 ⅵ)自然災害と防災
いずれも単にまとめて発表するだけではなく、SDGsの観点に触れたうえで、「私たちの行動宣言」も盛り込むことを条件の一つとしています。




基本的には、教科書や個人パソコンでのインターネット検索を利用しますが、それだけではなく、文献からのヒントや引用もできるようになってほしいということで、今年度は図書室を利用し、図書室に上記テーマに適した参考文献リストを準備していただきました。多くの参考文献を手に取り、これらを使ってグループごとにプレゼンをまとめていきました。


その後の授業において、各グループ持ち時間10分で、調べたテーマについて発表しました!それぞれ自分の言葉でプレゼンをおこないました。発表は他の先生方にも見学していただきました。
学園では、今後も図書室を活用した学習活動を、いろんな場面で推進していきたいと思います。